pharmacist's record

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エビデンス芸人を育成してア○トーク斡旋したり、ゆるい薬局アニメをつくりたい件について ~医療情報の発信方法を考える~

医療情報の発信方法についていろいろと考えることが多くなった今日この頃

医療者によるブログは着実に増えてますね。
まあ、私のブログはいまのところ一般向けではなく、医療従事者向けなのですが、一般向けに尽力なさっている先生方もいらっしゃいます。

ブログの発信力は、結局、グー○ル先生をはじめとした検索サイトのアルゴリズムに大きく左右されます。
このブログにたどりついた方はほとんどがグー○ルやYah○oから飛んできた方ばかり。あとはSNSでつながっている方でしょうか。
結局のところ、検索して引っかからなければ個人ブログの発信力はほぼゼロですよね。さそうおどりでMPを吸い取られた魔法使いのように威力が激減するのです。検索サイトありきの発信方法ですね。

そこでいろいろと考えてみました

エビデンス芸人を育成してア○トーク斡旋

やっぱこれでしょう!
芸人さんの話術はハンパないです。ていうか最強だと思います。
世の中、かわると思いますよ。

毒舌な芸人さんが言うわけです
「はぁ!?○○が健康にいい?アホか!どんなお偉い先生か知らんけど、動物実験のデータやないか!こんなの信じて買いあさるヤツら全員アホですわ!」
みたいな感じでwww
いやぁ、ワクワクしますね。

もちろん場の空気を和ませる芸人さんも投入しますので、
「いやぁ、まあたしかにそうだけど、副作用はまず心配ないし、それを飲んで満足してんなら、アホよばわりはどうかと…」
「なにいうとんねん!そんなことに金使うくらいなら、新喜劇来い!ルミネ来い!めっちゃ笑わせて、みんな健康にしたるわ!」
みたいな掛け合いがはじまるわけです。

エビデンスを優先する芸人さん、患者(消費者)のナラティブを優先する芸人さん…
いろいろ盛り込んで、テレビの健康情報界に革命を起こすのです!

まあ、いろいろと難しいでしょうね。
監修がめっちゃ大変かと…。発信力が大きいということは誤解をうむリスクも激増するので下手なことは言えない…。うーむ。むずかしや。。

ただ、ひとつ言えるのは、発信に必要なモノとして
「芸人さんのような話術」
これについて異論はないでしょう。
私ですか?話術ゼロです。人前だと噛み倒します。

ジ・エンド…


②少年ジャ○プにマンガを連載!!

エビデンスバトル勃発!!

…勢いで書きましたが、ひどすぎる。なにも思いつかない。。

まあ、マンガは難しいでしょうけど、マンガ家さんやイラストレーターさんを起用して、わかりやすいイラスト・図解などを駆使して、ゆるキャラみたいなキャラクターも登場させて、医療情報を解説していく、というのは有用かと思います。
(すでにマンガ家さんとコラボした医学書はありますけどね)

ちなみに私の画力は、画伯レベル…[図1]。デザインのセンスゼロ。美術の成績平均以下。

ジ・エンド…

(国語と英語の成績も悪かったので、なぜか今は苦手分野に飛び込んでいるというわけだが…)

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[図1] 筆者作画 タイトル「ねこ」


③薬局を舞台にした、「ゆる薬局」というアニメを製作!

ゆるキャンというアニメが評判がいいみたいです。
キャンプについてまったく無知な私ですが、キャンプ好きの高校生たちのゆるいキャンプ活動が描かれており、ところどころ専門的な解説などもあって、とても楽しくキャンプについて学ぶことができます。

病院を舞台にすると、どうもゆるくできない印象があります。テレビドラマのイメージですね。救急を舞台にした緊迫感のあるドラマや、天才外科医がぜんぶ解決!みたいな…あんまゆるいのが想像できない。

そこで、薬局を舞台にして、暇な一日、連休前の激務で悶絶する姿、在宅訪問などについて、ゆる~く、おもしろおかしく描くのです。

ぐぬぬ…一包化90日分…」
「他病院…?てか、これ在庫ないけど…」
「取り寄せなアカンな…」
「だね…」
「患者さん、急げって言うてはるけど」
「無いものは無い…」
「じゃああとで届けろ!て言うてはるけど」
「住所は…、うっ!と、遠いね…」
・・・
卸さんが大急ぎで薬を持ってきてくれる一幕(みんな患者さんのためにがんばっているのです)
・・・
そして、調剤開始
「ニコランジル分3、90日分とかマジ無理や!ぐぁああ、わたしの爪が…爪がぁぁぁッッ」
「おし、○○ちゃん!あとはわたしにまかせて!……(1分後)…ああぁああ~~~爪が痛いよぉ~~~」
・・・
薬剤師のおねーさん二人の爪を撃破したあとは、あらたな刺客
ネ○○○ムカプセル!!!!
「いまどきカプセルってなんやねん!このカプセル、すぐ潰れるんだが!」
解説(カプセルをプチプチとバラすときにあっさり潰れてしまうカプセルが世の中にはあるのだ)
「あらあら、○○ちゃんはガサツなのよ~。ここはあたしの優しい手つきで…(プチッ…グニャリ…)…ぬぉおおお!なんなの、これぇええ!??軟弱か、君、軟弱な子か!!?」

こういうゆるいアニメの中で、エビデンスベースの情報をしっかり盛り込んでいくという案です。
アニメが好きな方、けっこう多いですよね。
かわいいは正義ということでしょうか。。。

私、かわいくないので、
ジ・エンド…


まあ、こんなところでしょうか。

まとめますと、

「芸人さんのような話術」
「マンガ家さん並のイラスト・図解力」

この2つは情報を発信するのに必須なのではないかと思いました。
私はどっちも無いですねぇ…。

笑いを盛り込むというのも重要かと思います。
私はスベるのは得意ですが、笑わせるのはちょっと…無理ですねぇ…

そういえば、芸人さん並におもしろい講演をなさる先生もいますよね。
某P社のWEB講演で拝聴したN田先生は最高でした。
怪我をしない安全なプールの飛び込み方を特別に教えますのくだりとか…笑
ヤラれた~と思いましたね。爆笑でした。

文章でも笑いを取り入れてると発信力が増しますね。DUの定理で一世を風靡した感染症のK先生の文章は絶妙に面白くて大好きです。
自分も笑いを取り入れたいと心がけてはいるのですが、たいていスベってます。
文章で過度に笑わせようとすると壮絶にスベるので気をつけなくては…