皮膚科
ちょっと話題になっているジフルプレドナート製剤(マイザー®)の添加物についてです。 (マイザーの添付文書より)クリームにはクロタミトン(オイラックス®の有効成分)が入っているんですねッ 知りませんでした! 勉強になります!ただし、マイザー軟膏よ…
これは、個人的にも気になる話題。Does Order of Application of Emollient and Topical Corticosteroids Make a Difference in the Severity of Atopic Eczema in Children? - PubMed - NCBI Pediatr Dermatol. 2016 Mar-Apr;33(2):160-4.PMID;26856694 ア…
新しい抗ヒスタミン薬が発売準備中だそうですね。 その名はビラスチン(ビラノア®) この競争率の高い領域に参入してくるとは! よほど自信があるのでしょうか!?とりあえず、簡単にDIを。適応:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴う掻痒 用法:成人に…
水いぼに使用されるヨクイニンエキスですが、その有効性はどの程度のものでしょうか? ヨクイニンは英語でCoix Seedというそうなのですが、Pubmedではピンとくるものがありませんでした。 かなり古い(昭和62年)のですが日本国内のRCTがありました。伝染性…
乾癬とダイエットのメタアナリシス(アブストのみ) Effect of lifestyle weight loss intervention on disease severity in patients with psoriasis: a systematic review and meta-analysis. - PubMed - NCBI Int J Obes (Lond). 2015 Aug;39(8):1197-202…
SJS(Stevens-Johnson syndrome皮膚粘膜眼症候群)やTEN(Toxic epidermal necrolysis中毒性表皮壊死症)は重症薬疹として有名ですが、初期症状から見極めること(可能であれば)が重要だと思います。過去の関連記事はこちら LTG vs CBZ 皮疹の頻度は? / 交差性…
まだ発売されていないようですが、GSKの帯状疱疹ワクチンの第3相試験の結果が去年NEJMに掲載されました。Efficacy of an adjuvanted herpes zoster subunit vaccine in older adults. - PubMed - NCBI N Engl J Med. 2015 May 28;372(22):2087-96 高齢者にお…
鼻炎や皮膚のかゆみに処方される抗ヒスタミン薬ですが、2014年7月読売新聞にて、抗ヒスタミン薬の小児における痙攣リスクについて記事になりました。順天堂大練馬病院小児科より一覧表がお薬手帳に記載(商品名を成分名に改変) 安全 フェキソフェナジン、エ…
帯状疱疹に対するファムシクロビルの処方 高齢者においては腎機能低下により用量調整が必要とされる場合があります。アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどの抗ウイルス薬は、帯状疱疹の高齢者によく用いられるが、有害事象として神経毒性が知…
秋の花粉で鼻炎症状をきたして来局する患者さんが見受けられるようになってきました。 セチリジンvsロラタジン(ともにプソイドエフェドリンPSEと併用)の文献があったのでご紹介。A randomized controlled trial of cetirizine plus pseudoephedrine versus…
添付文書上、眠気を催す薬は注意喚起が記載されます。花粉症等で広く用いられている抗ヒスタミン薬は眠気やインペアードパフォーマンスが問題となることがあります。第2世代の抗ヒスタミン薬の運転に関する注意 添付文書に記載なし ロラタジン、フェキソフェ…
狭心症の治療薬として、経皮吸収製剤の硝酸薬が広く用いられています。経口投与と比べて、頭痛などの副作用の軽減が期待出来ますが、貼付部位の皮膚症状(かぶれ)が問題となることがあります。経皮吸収型製剤による接触性皮膚炎 症状:貼付した部位の赤みと…
「ペットに咬まれて怪我をした!」と受診されるケースがあります。プライマリケアにおいて、皮膚の傷の感染予防として第3世代のセフェムが処方されるケースが多いような気がしますが、動物咬傷においても第3世代セフェムでよいのでしょうか? 予防的に投与す…
トラネキサム酸が肌のシミの改善を目的として自費で処方されているケースを時々見かけるので、ちょっと調べてみたいと思います。そもそもシミとはなんでしょうか。肝斑Melasma 早くて思春期、好発年齢は30~40代 俗にいう「シミ」とは、すべて肝斑を指すので…
アトピー性皮膚炎 2歳までに発症することが多く、約9割が5歳までに発症。 アトピー自体は痒みの原因であり、掻き壊しにより皮膚のバリアーが破壊され皮膚炎を起こす。バリアーが壊れると、ダニなどのアレルゲンに暴露されやすい。また黄色ブドウ球菌の感染リ…
フケ症 頭皮で作られた細胞はいずれ古くなって、角質層へと押し上げられて剥がれ落ちる(=フケ) 細胞が生まれ、剥がれ落ちるまでのサイクルは1カ月程度。この周期が短くなるとフケの量が増える。 周期が短くなる要因は、・不規則な食生活・睡眠不足・スト…
ヒルドイドローションについて保管方法の注意喚起。 ヒルドイドローションに含まれるパラオキシ安息香酸エステルはごく稀に結晶化(白い微小の結晶)し、ザラつきを感じることあり。 低温下だと溶解度が低下。振とうなどによる水分の蒸発も考えられる。 冷蔵…
乳児に対するプロプラノロール(インデラル錠)の処方といえば、いちご状血管腫が有名ですが、添付文書には記載がありません。 プロプラノロールは高血圧や狭心症、不整脈などに適応を持つ薬ですが、現在ではこれらの疾患で処方されることは少なくなっている…
2014年12月 新しいにきび治療薬「ベピオゲル」が承認となりました。べピオゲルは過酸化ベンゾイルを有効成分としたにきび治療薬です。 http://www.maruho.co.jp/release/rvcck40000004vb3-att/20141226_pr_jpn.pdf 過酸化ベンゾイルは本邦初となりますが、欧…
抗てんかん薬による薬疹というとカルバマゼピンやフェノバルビタールが有名ですが、ラモトリギンについても薬疹が報告されており、先日、適正使用について注意喚起がありました(2015.1.13インフォメーション参照)。 lamictal.jp | 情報サイト ラモトリギン…