最近、時間に余裕ができたので休日はのんびりしています。
せっかくなのでマンガを読みました。
大好きなマンガの一つ、闇金ウシジマくんです!
未読だった終盤の怒涛のラストを一気読み!
いやぁ、凄かったですね。
ウシジマ最強!
ウシジマくんっていうとかわいい感じがしますが、闇金のカウカウファイナンスの経営者である丑嶋馨は超ヤバいやつです。「頭めがけて金属バットをフルスイング出来る奴」(ヤンキーくん編より)なんです。
こわすぎる!
終盤はヤバい人たちとの抗争を描いたウシジマくん自身の物語となっており、徹底した暴力描写と自身の人生を見つめなおす虚無感は日本版フィルムノワール(※)の最高峰って感じでしたが、通常の章は債務者の視点で描かれる裏社会の人間ドラマとなっています(丑嶋馨がほとんど出てこない章もある)。
※虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画 を指した総称(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
裏社会といっても闇金に手を出すのはとても身近な人たちだったりします。
OL(若い女くん)や営業マン(サラリーマンくん)、平凡な一般家庭(洗脳くん)がちょっと道を踏み外してしまった結果、ハイエナみたいな恐ろしいやつらに食い物にされて転落していく描写は圧倒的過ぎてトラウマ必死!
ちなみに、各章のタイトルは、その章のメインとなる債務者に「くん」をつけたタイトルとなっています。サラリーマンくんは医療機器の会社に勤める営業マンが主人公でしたね。おっ、医療業界だ!と思ったのですが、薬剤師は出てこず…。
個人的には完結する前に、「薬局薬剤師くん」を描いてほしかった!
需要なさそうだけど…。
巷では病院薬剤師さんの活躍を描いたマンガ「アンサングシンデレラ」が話題みたいですね!
評判いいみたいですけど、自分は未読です。大好きなマンガを読みながら仕事のことを連想するのはちょっとね…。
でも、ウシジマくんが「薬剤師くん」をやってくれるならぜったい読む!
この業界のこと(悪い部分も含めて)を外部の方に知ってもらうには、ウシジマくんで描いてもらうのが一番いいと思うんですよね。
作者の真鍋昌平さんは業界の嫌なところをぜんぶ含めたリアルな姿を描くのが天才的に上手いと思います。どうやってるんだろ…。取材しまくって、業界の声を聞いて、さまざまな角度で再構築して、それを形にするんでしょうか。
「薬局薬剤師くん」を描くとしたらどんな感じになるんでしょうか。真鍋さんは客観的な視点をもっているので、薬局目線の一方的な内容ではなく、あらゆる角度から描いてくれることでしょう。医薬分業とはなんだったのか…ということまで考えさせられる内容になるんじゃないかと期待しています(もう完結してしまったけど…嗚咽)