新型コロナウイルスに関して、さまざまな情報が流れていますね。
一般の方々にとっては(プロであっても)、
「誰が言ってることが正しいんダァァ!?」
と混乱してしまうことでしょう。
ヘルスリテラシー(健康情報を適切に活用する能力)を備えなきゃ!と危機感を覚えている一般の方々も多いかもしれません。
そこで、健康情報を見極めるポイントとして、「いなかもち」が提唱されています。
聖路加国際大学 ヘルスリテラシー学習用eラーニング教材より
ヘルスリテラシー学習用eラーニング教材/ Health Literacy e-Learning Video - 聖路加国際大学学術情報センター図書館
※田舎もちって食べたことなくて、串に刺してる感じかと思ったのですが、これじゃあ団子ではないかとのご指摘を受けました!💦
「いなかもち」はヘルスリテラシーを備えるための5つのポイントの頭文字です。
【い:いつ書かれた情報?】
治療に関する情報を調べていたとします。
B○○K ○FFに行って、本を買いました。
勉強するぞ!!
しかし、その本の出版年月日が20年前だったらどうでしょうか?
現在ではいろいろと治療法が変わっている可能性があります!
古い情報は一律にダメだ!というつもりはありません。それ以降、新しい知見が出ていないかどうかもチェックする必要があると思います。
【な:なんのために書かれた情報?】
ビタミンが風邪の予防に効くのか知りたい!
こんなときはとりあえずネットで検索しよう!
ビタミンの有用性について紹介されているサイトがたくさん出てきました!
すげぇ!
しかし、その情報は何のために発信されているのでしょうか?
ビタミンのサプリメントを販売する目的で提供されている情報かもしれません。
何のために書かれた情報なのかを確認しましょう!
【か:書いた人はだれ?】
情報の発信者はだれなのでしょうか?
「だれが言っているかではなく、なにを言っているかが重要だ」という考え方もありますが、専門的知識を有しているかどうかをチェックして損はないでしょう(※)。
公的機関や学会など、"大勢の専門家のチェックを経た上で提供されている情報"は妥当性が高いのではないでしょうか。
「なんのために」「かいた人はだれ?」を踏まえると、通販サイトなどから学習するのではなく、直接的な金銭的利益を目的としていない公的機関から情報を得るのは無難な方法だと思います。
※個人的には発信元がプロだろうが素人だろうが、分け隔てなく妥当性を吟味する必要があると思いますが、「普段、どんなことを言っている人なのか」をチェックすることは大事だと思っています。
【も:もとネタはなに?】
いわゆる、「ソースは!?」ってやつです。
重要ですね。
客観的なデータと思われる情報でも、根拠を示していただかないと、チェックできません。
個人的な意見や主張、憶測だけでは、その人の解釈が間違っている可能性もありますからね。
また、都合のいい文献ばかり引用しているといった偏りがないかどうかもチェックしたほうが無難です。肯定的な論文ばかり引用して、有効有効!って言われても、否定的な論文もあるのになぁ…ってなこともありますよね。
【ち:ちがう情報を比べた?】
これ、めちゃくちゃ大事だと思います!
ひとつの情報源だけでなく、さまざまな情報源から入手することで、「偏った情報ばかり仕入れてしまう」というリスクを防げます。
バランス大事!
大勢の人たちの意見に耳を傾けるとよいでしょう。
以上、個人的な見解を踏まえて解説しましたが、聖路加国際大学のYouTubeチャンネルより、公式の解説が閲覧できます。
ぜひともこちらをご覧ください!
https://youtu.be/nYXFa8l9Z7o
https://youtu.be/Hxfuo-ufNNg
すばらしい情報発信なのに、再生回数が約500回というのはさびしすぎます!
私のブログで紹介することで、少しでも再生回数が増えればいいなと思います。
バズるといいな!めざせ100万再生!!(私にはそんな影響力はない…涙)
ヘルスリテラシー学習用eラーニング教材/ Health Literacy e-Learning Video - 聖路加国際大学学術情報センター図書館
前述の、↑こちらのサイトには、もっとこまかい解説動画のリンクがまとめられていますので、そちらもぜひご覧ください!