pharmacist's record

日々の業務の向上のため、薬や病気について学んだことを記録します。細心の注意を払っていますが、古い情報が混ざっていたり、記載内容に誤りがある、論文の批判的吟味が不十分であるといった至らない点があるかもしれません。提供する情報に関しましては、一切の責任を負うことができませんので、予めご了承ください。また、無断転載はご遠慮ください。

音楽の話をしよう Prodigy - The Fat of the Land

カニ「ウェエーーーーイ!!!!」

プロディジーのあまりにも有名なこの1枚。
ダンスミュージックがロックシーンを飲み込んでいったあの時代を象徴する1枚ですよね。

プロディジーはそのなかでも異彩を放っていました。
リアムハウレットの音がすごいんですけど、ケミカルブラザーズやアンダーワールドと違ったのは、圧倒的なオーラを放つ2人のフロントマンがいたことでしょう。
キースフリントとマキシムの存在がプロディジーの圧倒的なライブパフォーマンスの象徴でした。

一度だけ、ライブに行ったことがあります
シラフで行ったんですが、もう激しくて激しくて、超かっこよかったですね!


もともと、プロディジーはUKレイブカルチャーから生まれたグループでした。
1stはレイブカルチャーまっしぐらな音で、
2ndからちょっと独自の路線へと移行していきます。メンバーいわく、そのときすでにレイブカルチャーは終わりつつあった、というかダメになりかけてたみたいで、別のステップへ進んだんでしょうね。
そして、3rdの前代未聞の金字塔『The Fat of the Land』へといたるわけです。

あらゆるロックフェスにひっぱりだこになって、ロックキッズを煽りまくるキースとマキシムは圧倒的にかっこよかった。

プロディジーのライブに行ったあと、自分はミニマルなDJの世界に魅了されていって、ロックからちょっと離れていくのですが、そろそろ大暴れしたいので、つぎにプロディジーがどっかのフェスにきたら行きたい!って思ってたんですよ。
思ってたんです…。
思っていたよ…、キース…涙涙


2019年3月4日、キースフリントが自ら命を絶ちました。

マジか…
信じられない…

ちょっとなにも言えないですね。

なにも言えないので、

Youtube公式より、圧倒的なパフォーマンスを見て欲しいです。

まずはこれ!『The Fat of the Land』のオープニング曲。

なんだかんだで、プロディジーといえば物議をかもしたこの曲でしょう。

↑こちらはライブ映像ですが、この曲はMVもぶっとんでいました。
どこかのだれかのクレイジーなやつの目線でずっと映像が続くんですけどね、
酒飲んでクラブ行って、ケンカして、女をナンパして…ていう感じで…、

女性差別だとかいう批判を食らいまくった挙句にこんな映像でいいんか!?って心配になるんですが、最後の最後にとんでもないオチが待っているので、必見です。ラストの一瞬の映像でぜんぶひっくりかえすんですよねー。
公式ページにはあがっていなかったのですが、どっかで探してみてください


The Prodigy - Baby's Got A Temper
こちらもぶっとんでますね。年齢制限かかってるのでリンクは張りませんが^^;
MVはYoutube公式で見られます。
なんかもう頭おかしいですね。でも好きです。

薬剤師ならわかると思うのですが歌詞がちょっとNGでして…
We love R○hypnol,
she got R○hypnol
We take R○hypnol
Just forget it all!!!!!

ええ、本国で放送禁止になったそうです。
そりゃそうですよね。汗


初期の作品も好きです。

最近のクラブの音とはまったく違いますが、レイブカルチャー全盛のころはこういうので踊りまくってたんでしょうねぇ。
いいですよね~。


最後に、そんな有名じゃないかもですが個人的には好きなので。

音オンリーとはいえ、公式の再生回数が2000回って少なすぎません!?
らしさ全開でクッソかっこいいのに!


そして、2018年発売の『NO TOURISTS』ですね
これを予習して、どっかのフェスで…って思っていたんですが…。

リアムとマキシムも最高なんですけど、やっぱキースがいないと…。
Prodigyはこれで終わりなんでしょうか…涙涙涙

A tribe called questとか、Biestie boysもメンバーが亡くなって復活できないわけなんですが、キースフリントは自殺ですからね。
どうにもこうにもやるせないものがあります。
悲しい…。

なにはともあれ、キースフリントにはお礼を言いたい。
今まで、たくさんの衝撃と興奮をありがとう!

慢性腰痛患者における脚の屈曲運動について、説明の内容を変えると…

Fear-avoidance behavior and anticipation of pain in patients with chronic low back pain: a randomized controlled study. - PubMed - NCBI
Pain Med. 2001 Dec;2(4):259-66.PMID:15102230

f:id:ph_minimal:20190302191850j:plain


突然のビジアブ(ビジュアルアブストラクト)!


はい、こちらの論文は、地域医療ジャーナルの青島先生の記事のなかでとりあげられていた論文です。
cmj.publishers.fm

興味深い論文だなと思って、とりあげました!


腰痛患者に対して、とある運動テストを実施してもらうのですが、
もしかしたら腰痛が悪化するかも!?と指導された群と、
腰痛を悪化させることはないよ!と説明を受けた群で、腰痛強度はどうなるのか?というランダム化比較試験です。

運動テストはこんな感じ
https://academic.oup.com/view-large/figure/28932288/PME_01044_f1.jpeg


ランダム化となっていますが、コンピュータの乱数表などは使用せず、順番に割り付けていったみたいです


患者背景のベースラインはNRS評価で0~10点
アウトカムの疼痛強度の評価は、VASなので0~100点ですね。

結果はビジアブにお示ししたとおりです。

↓こちらのFig3のほうが見やすいかも
https://academic.oup.com/view-large/figure/28932302/PME_01044_f3.jpeg


運動テスト実施前(説明後)の段階でスコアは変わっているんですね~。
これはプラセボ効果とノセボ効果を意味しているといえるのでしょうか!?

さあさあ、じっくり吟味したいところですが、今日はここまで!

全文フリーの論文ですので、ぜひみなさんで抄読会のネタにしてみてください~~~~。

ねこでも読める医学論文 第7話「しもやけにステロイドのクリームは有効?」 地域医療ジャーナル2019年3月号 vol.5

cmj.publishers.fm

はやいもので3月号発刊です。

暖かくなりはじめていますが、いやいや、まだ3月!寒いっしょ!ということで、しもやけについてとりあげました。

「しもやけにステロイドのクリームは有効?」が正しいタイトルですが、
「しもやけにステロイドのクリームは有効」にしてしまいました。
発刊直後にお読みになった方、ご迷惑をおかけしました。
現在、タイトルは訂正済みです。

「?」の有無でこんなに意味合いがかわってしまうとは…。
大変失礼しました。


さて、地域医療ジャーナルですが、お二方、新しい記者さんの連載がはじまりました!
Hataboさんは自分と同じ保険調剤薬局勤務の薬剤師の先生なのですね!
これからがたのしみです!

初回のテーマはサウナだそうです。
私は大人になってからあまりサウナに入ってないですが、あの独特の匂い、熱気、そして自分自身との戦い…。
健康との関連はいかに!?

つづきは地域医療ジャーナルをご覧くださいませ!