精神神経科
今までADHDの患者さんと接することがなかったのですが、DSM-5によると子供の有病率は約5%ということで、けして稀な疾患ではありません。ADHDは発達障害として位置づけられており、保護者・学校・医療機関が連携し、支援することが望まれています。正しい知識…
先日、スボレキサントの勉強会に出席しました。 ①副作用の異常な夢・悪夢について。 スボレキサントによりREM睡眠の時間がプラセボに比べて長くなるというデータがあり、夢を見やすくなる一因となっているようです。スボレキサント連用によりREM睡眠の増加は…
スボレキサントの市販後調査の月次報告がありました。報告が多い副作用は、悪夢17件、異常な夢12件、傾眠50件、頭痛10件、倦怠感13件など。〈服用後の運転事故〉傾眠による交通事故の症例もありました。77歳男性、投与量20mg(効果不十分なため15mgから増量)…
抗てんかん薬による薬疹というとカルバマゼピンやフェノバルビタールが有名ですが、ラモトリギンについても薬疹が報告されており、先日、適正使用について注意喚起がありました(2015.1.13インフォメーション参照)。 lamictal.jp | 情報サイト ラモトリギン…
新しい作用機序の睡眠薬スボレキサントが発売開始となりました。 従来のBZDはGABAに作用し、抑制系に働きかけて眠気を生じさせますが、ベルソムラはオレキシン受容体に拮抗し、覚醒系を抑えることで眠りを生じさせます。BZDよりも自然な眠りに近い睡眠が得ら…