pharmacist's record

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音楽の話をしよう Reboot - Save Me

またまた音楽の話。
だまされたと思って聴いてみて欲しいシリーズ第2弾。

先日のJoris Voornの大好きな曲『Ringo』がそこそこ反響があったのでうれしくなってしまいました。
(音楽の話をしよう Joris Voorn - Ringo - pharmacist's record)
ちなみに、ジョリスではなく、ヨリスと読みます。


さて、調子にのって、もう一曲、だいだいだいすきな曲。

RebootのShunyataというアルバムに入っている『Save Me』という超絶Deepな一品。



ちょっ…Amazon様…、試聴サンプルの位置がおかしいでしょ…。イントロすぎてどんな曲かぜんぜんわからん……。

www.beatport.com

こちらは、DJやってたときに愛用していたBeatport様!
三角の再生ボタンを押せば試聴できます!

いやぁ、素敵すぎる!
このド低音の深海に飲み込まれる感じ…。ヘッドホン必須です!

ただし、こちらは人を選びますな…。
クラブミュージックが好きじゃない人もだまされたと思って聴いてみて欲しいんですけど、たぶんだまされた~っで終わると思う(だまされたと思って聴いてみて欲しいシリーズ、第2回にして打ち切り濃厚)。
めちゃくちゃDeepだけど美しい曲だと思うんですけどねぇ~。

なにを隠そう、はじめて友達のイベントでDJやったときにこの大好きな曲を使いました。Akufenの曲のウワモノをのっけたりしてヤバみを演出してみたりして…。なつかしいなぁ~。

音楽の話をしよう Joris Voorn - Ringo

週末あそびにいったんですけどね。
そんときに、ひさびさにJoris Voorn聴きたいよねって話になって、
JorisといえばRingoだよねって意気投合!

だよねだよね!?Jorisのベストワークは間違いなくRingoだよ!

いつかぜったいにダンスフロアでこの曲が聴きたいという気持ちが膨れ上がりました。



もうこの画像をみるだけで、泣きそうになりますね。


公式動画があればなぁ~と探してたら、どうやらこれは公式っぽいので貼っておきます。

youtu.be
控えめに言って最高です。
こういうのが再生回数1億回とかいかないのは何故???

クラブミュージックなんて普段聴かないよって人でも、この曲はいけるんじゃないかなって思います。
騙されたと思って聴いてみて頂きたいです!

ちなみにYoutubeに、これをピアノアレンジして弾いてる人もいました!
探せば見つかると思うので、ぜひそちらも聴いてみてください。
曲が美しすぎるので、ジャンルの垣根なんて飛び越えますよ、これは!

NNTが大事だと言うけれど…

製薬メーカーのパンフレットをみると、○○は心血管イベントを40%減少させる!みたいなことが書いてあります。

おおっ!と思いますよね。

で、そのカウンターとして、絶対リスクはどうなの?ていうのがある。
絶対リスクの減少は1%にも満たなかったりします(だからダメというわけではありません)。

絶対リスクの指標としてよく用いられるのが、NNTですね。
number needed to treatの略
治療必要数です。
NNT100なら、100人に治療すれば1名イベントを防げるということになります。

有害事象バージョンはNNHと呼びますね。HはHarmの略です。

よって、大事なのはNNT(とNNH)だ!
て、なるんですね。

ただ、これはちょっとどうなのかなって。
そもそもNNTってわかりにくくない?

NNTだけで判断することの何が微妙なのかっていうと、相対的なリスク減少の程度がNNTという数値からは見えてこないからです。

たとえば、
①1000人に投与して、10人にイベントが発生するところ、5人に減ったら、NNT200ですよね。

でも、
②1000人に投与して、5人にイベントが発生するところ、0人に減っても、NNT200です。

これって同じでしょうか?
絶対リスクを減らせる確率としては結局同じなので、患者さんが恩恵を得られる確率は同じなんですけど、自分が患者さん側の立場だったら、②の治療のほうがやる価値があるかなって思っちゃう(←こう思うのはおかしいのかな?自分だけ??)

てことで、NNTだとか相対リスクの数値ってよりは、
「100人(1000人でも10000人でもいい)に治療したら、○人イベントを起こすところ○人に減らせる」っていうのを記載するのが一番わかりやすいと思う。

まあ、そんなわけで、最近のブログ記事のRCTシートでは、なるべく解析人数とイベントを起こした人数(もしくは発生割合)の対比を書くようにしています(スコアがアウトカムの場合は平均スコアの変化を記載することになりますが)。
リスク比も一応書いてますけどね。信頼区間(or P値)を示して有意差があったかどうかも大事なので。


さて…、まじめぶったことを書きましたが、本日はまったくやる気がございません…。
楽しい出来事(みんなでJohn Digweed!!!!)のあとの、現実との直面ってえげつないものがありますよね。

はぁ…。やる気はいずこへ。