https://www.mhlw.go.jp/content/000836277.pdf
「えっ?」と思った。
けど、おそらく↓こういうことなんだと思われる。
「陰性で症状なければオレは無敵だ!」と陰性証明として使う人が続出するのを防ぐための牽制の一文だと解釈した。
自分は焼肉に行きたくてたまらない
焼肉許可証がほしい
そうは言っても、自宅で検査を希望する人は「陽性だったら○○しよう、陰性だったら△△しよう」(○○は治療を受けるの一択だと思うけど)というように、なんらかの行動へと繋がる判断基準として検査キットを使う可能性が高いと思われる。
陰性だからといって感染拡大に繋がるような行動をとらないように販売時に注意喚起しないとまずい
潔いねこである
そういう見方もできるかなと思った。詳しくは最後に述べる
そんな未来はぜったいにこないでほしい
ただし、有症状者は「コロナかもしれない」という万全の対策をとっていただいていると思われるので、むしろ無症状の人でこそ、このメリットが発動しそうな気もする。しかし、現時点では無症状者は対象外である。
デメリットとして挙げた「症状があるのに陰性だからと出歩いて二次感染」というのを防ぐことはとても重要なことだと思われる。前述のとおり薬局で販売するときに指導しないといけないところ
Performance of an Antigen-Based Test for Asymptomatic and Symptomatic SARS-CoV-2 Testing at Two University Campuses - Wisconsin, September-October 2020
CDC COVID-19 Surge Laboratory Group. Performance of an Antigen-Based Test for Asymptomatic and Symptomatic SARS-CoV-2 Testing at Two University Campuses - Wisconsin, September-October 2020.
MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2021 Jan 1;69(5152):1642-1647. PMID: 33382679.
感度が41%と低いのに陰性的中率が高いのは、そもそも感染者が少ない集団だからである。
感染者ゼロの集団で感度の低い検査をすれば、そりゃあ陰性的中率100%になるよねっていう話
ここからのコロナくんの話はUPTODATEを引用してます
https://www.uptodate.com/contents/covid-19-diagnosis#H2498598133
感染者が少ない集団であれば、真の陽性と比較して偽陽性の数が相対的に増えるので、陽性的中率が下がる
これ大事だと思う。3分の1ってけっこう高い数値とも言える。
陽性とでてしまったら無症状であっても感染しているかも!?とみていいんじゃないかなと思う。
それはしゃーない
これもしゃーない
無症状者の陰性証明としての適応拡大となったあかつきには、陰性であってほしい人たちが検査するわけだから、鼻へのつっこみかたが甘くて感度がさらに落ちたりして…(勝手な想像です)
自分は上手に突っ込める気がしない。突き刺さったらどうしよう。
突然のジム美さん乱入
やっぱベースのネタでしょ
ジム美さんに一票
というわけで、まったくまとまっていない、とっちらかった内容ですみません。
自分も整理できていないのです。
抗原検査キットについてぶっちゃけみんなどう思ってんの!?ってもやもやしてたのですが、数値的な話をしっかり打ち出して議論している人をあまり見かけないのでアホなりに考えてみました。
今回の販売解禁での前述の厚生労働省の通知はこれが完成形ではないと思います。ゴールではなくスタートラインを切った段階に過ぎないという見方はしっくりきます。
未曾有の第6波がきたときのために、薬局薬剤師が検査キットの使い方をきちんと指導できるようになっておいた方がよいですよね。そのために有症状者を対象に一部解禁としたのではないでしょうか。
陰性だからと動き回ってクラスター発生!みたいな有害事象を起こさないために、今回の通知ではあくまで「感染者を見つけるための使い方」に限定しています。「感染していないことの証明のための使い方」ではありません。これは二次感染を何が何でも起こさないような仕組みです。有症状者は陰性でも病院に行けって言ってますから、自己判断で行動制限を解除するなってことですよね。肝心の無症状者は推奨しないとなっているので、二次感染が増えないように慎重なスタートを切ったという気がします。
感染爆発したら、感染者を見つけるために自宅での検査が有望視されるでしょうし、
低飛行のまま続けば、いずれは無症状者に対する陰性証明としての使いどころも検討されると思います。
いや、むしろそこは踏み込まないといけないのでは?とも…。
ただ、やはり陰性証明としてつかうことによるクラスターは発生しうるでしょう。そのときに「国のせいだ!」と怒る人がいるでしょうね。「陰性だから行動したのに感染したじゃないか!」って。ある程度の感染リスクを許容してでも経済を回していこうという考え方にどれだけ共感が集まるかが注目されます。前述の濃淡の図でいうところのどれくらい白に近ければ居酒屋でパーティするなどのリスキーな行動をとってもよいと言えるのでしょうか。抗原検査はその濃淡を少しだけ白へと移動させるので、やらないよりはやったほうがいいのでしょうけど、それによって検査をすり抜けた感染者による二次感染は起こりうるので、絶対的な正解はないという領域かと思います。
さて、話を戻しますが、現段階はスタートラインに過ぎないので、正直なところ消費者にとってそれほど有用なものとは思えません。だって陰性証明に使えないんですからね。みんな陰性というお墨付きをもらって旅行に行ったりしたいんですが、販売側は「それはダメ」と言います。今回はそういう趣旨ですから。
無症状には推奨されず、有症状のみが対象で、「陽性でも陰性でも病院に行く」というように行動が変わらないのであれば、購入側としては「はて?」となりそうです。「いや、それでもほしい!」という人は自分なりの判断基準で、陽性か陰性かで何らかの行動の変化につなげるということなのかなと思います。別に悪い意味で言ってるのではなく、「陽性だったら家族を即座に遠ざける」といった注意喚起へと繋げられます。そういう身内のなかでの注意喚起レベルの変化に使う分にはアリなのかなと思います。旅行に行くかどうかの判断基準という使い方は現時点では無理でしょうね。有症状者が対象ですから…。症状があるなら出歩いちゃダメです。
まとまりなく駄文を書き連ねてしまいました。。コロナくんとの対談ネタは一般向けにも読めるようにしようと思っていたのですが、今回はちょっと難しい内容になってしまったかもしれません。
検査結果の評価ってめちゃくちゃむずかしい分野だと思っているので、自分としてはかなり慎重に考えないとダメだなと思うのですが、薬局薬剤師の方々はこの件についてどう思ってるのでしょうね
あと、書き忘れましたが、検査陽性の感染者と陰性の感染者ではウイルス量が違う可能性があるので、二次感染への影響も違うのでは?という話もあるみたいですね。偽陰性の感染者は他者へうつすリスクが低いと言えるのかどうか…。難しいなぁ。