↑コジコジのブルーレイ全巻セットを購入しました!
黒と白のパッケージの全2巻、50話ずつ入っていて、全100話!
これでコンプリート!
コジコジについては以前とりあげましたね
ph-minimal.hatenablog.com
公式チャンネルはこちら
さくらももこ劇場 コジコジ
無敵の生物コジコジの生き様はほんとすばらしいですね
無邪気というか天然というか…
無邪気であるがゆえのボケっぷりと毒舌のスペシャルミックスって感じで、メルヘンの国を舞台に繰り広げられる独特の世界観に虜になること間違いなし。
ところが、けっこうハッとする場面も多いんですよね。
やっぱり正月スペシャル回の
「正月君の活躍だ!」
が印象的です。
ぜひ見てほしい!
正月の精である正月君(見た目はふつうの人間)は、正月になるとメルヘンの国を飛び回って正月ムードを与えるという重大な仕事があります。
空を飛んで、ただ飛び回るだけなんですが汗。
正月君がいないと、おめでたい正月ムードが訪れず、国中が暗~い正月となってしまうのです。
ただ、空を飛び回るだけなんですけどね…
ところが、正月君が急に空を飛べなくなってしまうのです!
きっかけは、「正月なんてどうでもいいよな」ってしゃべってる人たちの声を聞いてしまって、それが心のどこかにひっかかってスランプになってしまうんですね。
半魚鳥の次郎君はがんばっていろいろはげまそうとします。
「ためしに笑ってみなよ」って無理やり笑わせてみたり、正月をディスってるやつらは少数派なんだから気にするなとか、いろいろ助言するんですけど、正月君はスランプのまま空を飛べない
コジコジは空を飛べるので、コジコジが正月君を背負って飛べばいいんじゃないかという案も出たのですが、コジコジの小さい体では背負うことができず断念。
おおみそかの夕方、もう時間がない!
あれこれ手を尽くしても空を飛べない!
正月君は跪いて絶望します。
「ああ、もうおしまいだ。どうしたらいいんだ。あんなことくらいで飛べなくなってしまうなんて。なんて情けない男なんだ」と。
そこでコジコジが声をかけるのです。
「正月君…正月君…。」
そして、正月君にいつもの呑気なトーンで話しかけます。
「○○○○○○○○○○○○」
その一言に、次郎君は怒ります
「いいかげんなことを言うな!」と。
しかし、コジコジはぶれません。
素直に思っていることを正月君に話しかけます。
次郎君は怒ってますが、正月君は「ハッ」として、気持ちが楽になるんですね。
こちらもハッとさせられます。
そして、正月君の心のひっかかりはいつのまにかあっさりとけて、ふわっと体が宙に浮いていくのです!
大昔にこれを見たときは何も感じなかったんですけど、今、見ると、ハッとしますね。びっくりしました。
コジコジの適当で呑気なキャラを生かしたすごい展開でした。
これは多くの人たちに見て欲しい回です。
さくらももこさんってほんとにあたたかい人だったんでしょうね。