豊洲PITでのライブから1ヶ月くらい経ちますが、もうすでにMassive Attack、次いつくるの?って感じになってる今日この頃。
重厚なブリストルサウンドは唯一無二で、ディープな曲から美しい曲とさまざまなのですが、もっと大勢の人に聴いてもらいたい曲があります。
MVも素晴らしくて、、、
もうね、つべこべいわずに聴いてみて!て感じです。
あ、念のため、聴く前にハンカチのご用意を。
自分はつい先日、この曲を聴いて涙腺が決壊しました。
↑ひさしぶりにLive with meを聴いて号泣する筆者
やっぱり音楽の力って凄いなと思いました。
英語で何を言ってるのか聴き取れていないのに、音と声だけで感情がここまで揺さぶられるって凄いことだと思います。
ライブじゃなくて、CD音源を聴いただけで決壊しましたからね。
音楽がここまで人の感情に影響しうるというのはとても興味深いです。体の中でどんな変化が起きているのでしょうか(涙を流すことについては、以前、地域医療ジャーナルでとりあげたことがありますが… 感動の涙を流すことでストレスが解消されますか? / 地域医療ジャーナル)。
ひさしぶりにPubってみますと、抑うつに対する音楽療法のコクランレビューがありますね。
Music therapy for depression. - PubMed - NCBI
Cochrane Database Syst Rev. 2017 Nov 16;11:CD004517.
さすがコクラン、あらゆるデータベースをサーチしてます
サーチした研究デザインは、randomised controlled trials (RCTs) and controlled clinical trials (CCTs)
E:music therapy
C:treatment as usual (TAU), psychological therapies, pharmacological therapies, other therapies, or different forms of music therapy
O:reducing depression
9つのスタディ(411名)がレビューされました
examining short-term effects ということなので、長期的な評価ではないですね。
we found moderate-quality evidence of large effects favouring music therapy and TAU over TAU alone for both clinician-rated depressive symptoms (SMD -0.98, 95% CI -1.69 to -0.27, 3 RCTs, 1 CCT, n = 219)and patient-reported depressive symptoms (SMD -0.85, 95% CI -1.37 to -0.34, 3 RCTs, 1 CCT, n = 142).
エビデンスの質は中等度
通常療法と音楽療法の併用は、通常療法と比べて、抑うつ症状(臨床医の評価)を改善(SMD -0.98)、患者の自己報告の抑うつ症状も改善(SMD -0.85)
SMDなのでイメージが沸きにくいものの、この数値なら効果は大きいということに…。音楽療法でそんなに改善するの!?て感じですね。
通常の治療法に上乗せというところがポイントなのかもしれません。
そして、短期的な評価であるということも。
また、注目すべきは、自己評価のみ改善しているだけでなく、臨床医の評価、つまり客観的な評価でも改善していることだと思います。
他にもさまざまなデータが記載されていますが、めんどくさくなってきたのでやめます。
アブストラクトだけで詳細不明ですが、気になるのは、
・音楽療法の具体的な方法
・各試験の抑うつ症状の評価方法(スコアリングなど)
詳しく調べるなら、解析に含まれたRCTの原著を読むのが一番でしょうね。
自分は読みませんけど。
とりあえず音楽を聴きましょう。それしかない。