昼休みの有効活用ということで、休憩中にブログ更新。
iPad使いなれていないので、タイプミスの嵐に見舞われており、休憩が終わるまでに更新できるのかという懸念がありますが、さっそく進めましょう。
最新のJAMAから1本
Does This Child Have Pneumonia?: The Rational Clinical Examination Systematic Review. - PubMed - NCBI
JAMA. 2017 Aug 1;318(5):462-471.
小児の肺炎の診断に関するレビューです。
なかなか興味深い内容ですね
[胸痛]
感度8〜18%
特異度94〜97%
LR1.5〜5.5
感度は悪いですが、まあまあ特異的
胸が痛いっていうとちょっと注意って感じでしょうか
[発熱(37.5℃以上)]
感度80〜92%
特異度47〜54%
LR1.7〜1.8%
[頻呼吸(RR40/分 以上)]
感度79%
特異度51%
LR1.5
発熱も頻呼吸も強い関連はないとのこと
[聴診による知見(auscultatory finding)]
肺炎の診断と関連せず(not associated)
[低酸素hypodermic (酸素飽和度96%以下)]
感度64%
特異度77%
LR2.8
[努力呼吸increased work of breathing (grunting, flaring, and retractions]
LR2.1
酸素飽和度や努力呼吸の有無が肺炎と関連が強い徴候
酸素飽和度96%を超えていれば、肺炎の可能性は低下(LR0.47)
小児ではSpO2がなかなか有用な情報となるのでしょうか
お子様で肺炎を疑ったときにSpO2測定したりするんですかね??
呼吸数の増加は関連があまりつよくないけど、努力呼吸は関連がやや強いというのはなるほどなぁという感じですね。
おそらく小児科のDrは経験的にこのような知識が備わっていて、感覚的に見極めていくんでしょうね。
ただ、このように数値化されると、コメディカルとしては勉強になります。
あっ、そろそろ昼休憩が終わる!
途中で残置の患者さんがいらっしゃったりと中断もありましたが、なんとか書き終わりました〜
ではでは!