トレーシングレポート(服薬情報提供書)とは、患者さんの情報について処方医師へフィードバックするレポートのことですが、医師の立場になってみると、クッソ忙しいなかで、ペラ1枚とはいえ文書を読むのってしんどいと思うんですよね(読書苦手な自分だけ???)。
そこで、ビジアブ(ビジュアルアブストラクト)的なノリで、講演のスライドみたいな感じでイラストを盛り込んでみようと思い立って、パパッと作成したものがこちら↓
ビジュアル・トレーシングレポート、略してビジレポ!
(BZDはぜったい切るべきだ!というご意見もあることでしょう。右下の「継続」という選択肢は最初は入れてなかったんですが、迷った挙句、一応いれておきました。患者さんにはさまざまなナラティブがあり、中止と変更の選択肢だけで話をすすめるのは患者さんの立場になってみると違うかなと思いました。医師がどう思ってらっしゃるかもまったくわからない状態でしたので)
これを面会でお渡しして、口頭でご説明。
そこで思ったのが、まずめっちゃ説明しやすい!!
即席でつくったものですから、デザインとか雑ですけど、ズラーっと文章を羅列するより、見やすいですよね。
とても話がスムーズにいきましたね。
わりと好評だったようなので、ビジレポの活用はアリかなと思いました。
(今回の提案を踏まえてどうなったかは、伏せておきます。提案内容についての吟味や検討は本記事の本題ではないので…。)
さて、ビジレポの活用はいかがでしょうか。まったく関係性のない医師にもっていくのは微妙ですかね…。けしからん!て怒られるでしょうか…?
関係性ができている医師であれば、丁寧に長々と文章で書くよりは、わかりやすさ重視でいいんじゃないかなぁという気がします。医師のタイプにもよりますが汗
今回はノープランでつくったのですが、ある程度、フォーマット化しておくとあとあと楽かも。
ただ、状況によって伝えるべきことがさまざまなのでフォーマットをつくるのはむずいかな。
・プロブレム
・患者背景(病歴や服用歴のうち重要なことだけ抜粋)
・今後のプランをフローチャート化(選択肢をいくつかつくる。押し付けがましくならないようにして、面会で意見交換という流れへ)
・イラストをつかって、視覚的にわかりやすく
という感じでしょうか。
イラストを活用することで、こちらの心情をマイルドに伝えやすいなぁとも思いました。
そして、最後に一言
「いらすとや」は神!!!