登場人物の設定はこちらからお願いします(→ねこでも読める医学論文 スピンオフ企画 エピソードゼロ第1話「ねこが教えるグラフを見るときの注意点」 - pharmacist's record)
ねこでも読める医学論文 スピンオフ エピソードゼロ第5話「【市販薬】似たような名前でも成分がぜんぜん違う?」
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バファリンシリーズ®
児島悠史著「OTC医薬品の比較と使い分け」P45より改変
みに丸、患者さんに話を聞きにいく…
そして、戻ってきた!
処方医に情報提供した結果、処方変更となったのであった…。
というわけで、今回は市販薬のピットフォールを取り上げました。
薬剤師ならみんな知っていることなのですが、一般の方は意外とご存知ないのでは?
バファリン®といってもいろんな種類があるのです。
とくにネームバリューのある有名商品ならなおさらです。
末尾にいろんな文字がくっついた結果、商品によってさまざまな成分が配合されているのですッ
そこで、一般の方向けに何を伝えたいかというと…、
自分自身にとって大事な市販薬にまつわる情報は…
商品名はフルネームで!!!
さもないと、特定が困難となることがありますッ
バファリン®、セデス®、パブロン®と暗記していても、シリーズ商品がいろいろあるので、結局どの成分が含まれている商品をさしているかわかりません。
今回の仮想症例でいうと、「バファリンルナJ」と覚えるのです。バファリンルナだけではなく、最後の「J」という謎のアルファベットまで覚えておきましょう。「バファリンルナi」という商品もありますから…。
できれば、薬の空き箱をとっておく
あるいは、写メっておく(配合成分の記載もパシャり!)
そうしておけば、いざというときに薬剤師に見せれば一発でわかります。
市販薬は、たまに配合成分が変わったりすることがあるので、空き箱or写メ(成分も)がオススメですね。
古くなってくると、当時の配合成分と現行の成分が異なっている可能性もあるので要注意です。
[薬剤師・登録販売者の方へ]
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