先月告知させていただきましたが、この1年ほど、ブログの書籍版の執筆にとりかかっていました。
国語の成績が平均を上回ったことのない自分が本を書くだなんて、ノストラダムスでさえも予言できなかったことでしょう。
(ちなみに英語も統計も苦手分野でした。)
終わったときの私の脳内はこんな感じ
能力に見合わない仕事をすると疲れますね。
でも、いろいろと勉強になりました。
ややこしい統計についても取り上げましたが、いろんなたとえ話を考えて、なるべくゴキゲンな感じで解説しました。
統計について苦手意識が強い方(私もですが)でも、スラスラと読めるのではないかと思っています。
先日の日経DIさんに広告が載ったようなので、職場でも気づいた人がちらほら。
「印税だ!印税だ!」
「焼肉おごって!」
など、とても温かい言葉をいただきました。
「印税にたかるだなんて、戦地から戻ってきた傷だらけの軍人の首にかかっている勲章をブチッと引きちぎってとりあげるようなものだぞ!」
と訴えたのですが、「こいつは何を言ってるんだ?」という感じでキョトーンとされてしまいました。
・・・まあ、なにはともあれ完了です。
2014年の末にこのブログを立ち上げました。
実は5年以内に書籍を出したいという目標を抱いていましたが、無事に目標達成です。
何事もがんばれば夢はかなうということなのかもしれません。
遊ぶの我慢して、地道に亀スピードで論文を読む勉強を続けた甲斐がありました。
論文の読み方を教えてくれた先生方には感謝しています。
そして、研究を行い論文発表をしてくださっている先生方にも感謝です。
ぜひとも、私が書籍で取り上げた参考文献は読者ご自身にも読んでいただきたいです。
日々、たくさんの論文が発表されていますが、大勢の医療者の目に届いていないのが実情です。
私としては、そのような情報をみなさんに届けたいという思いがあります。
私は以前DJをやっていたことがありましたが、それと同じなんですよね。
「こんな曲があるからみんな聞いて!」
「こんなエビデンスがあるよ!」
同じですね。
論文の批判的吟味っていう言葉がありますが、この和訳はちょっと嫌ですね。
「批判」って…。
別にそんな気持ちはないですからね。
ただただ、じっくり読み込んで、患者さんにとってどうなのかな?っていうのを考えるだけですから。
また、「エビデンスで殴る」っていう表現も耳にしますが、エビデンスって武器じゃないと思います。
患者さんを治すためのアイテムを武器みたいな言い方しないでって感じです。
とはいえ、明らかに間違った医学的な主張を正すときにエビデンスを持ち出すことはあるでしょう。
これを「エビデンスで殴る」っていうんだと思いますが、あまり攻撃的なツッコミはしないように心がけたいですね。
くらいがちょうどいいのではないかと思う今日この頃です。
さて、今週末は連休ですね!!
なにも予定がない!
なんてすばらしいことなんだ!!!
まったりと休日を過ごしたいと思います。
↓ご予約はこちら!