pharmacist's record

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SHIROBAKOが熱い!

アニメのSHIROBAKOが映画化されるらしいです!
期待通りの作品になるのか、続編見てがっかりするパターンなのか、期待と不安が入り混じりますね。
で、本編を見直しているのですが、やはりおもしろい。
仕事がんばってるみなさまのことばを拝借すると、「アツい」です。

shirobako-anime.com


まあ、こうしてみると、パッと見、目デカッ!なんだこれ。萌えアニメってやつか!?て感じなんですが、これは仕事をテーマにした人間ドラマです。"仕事アニメ"なのです。

この目がデカい主人公(宮森あおい)はアニメ製作会社の製作担当。
アニメづくりのことはこのSHIROBAKOでみた知識しかないのですが、製作というのは、まあ進行役みたいな感じですね。一話一話、担当が振り分けられ、1話は○○さんが担当、2話は△△さんが担当、みたいな感じで担当を振り分けられ、原画を描いてもらうよう原画マンに振り分けたり、収録とか演出とか(くわしくわからんけど)日程調整とか…、いろいろと駆けずり回るわけです。

製作って裏方の仕事だと思いますけどね、
いろいろあるわけですよ…。
どの仕事も同じですよね。
本当にいろいろある。

原画マンと3DCG班でぶつかったり、これから大変だぞっていう時期に退職で人員が減ったり、監督が最終話をいつになっても書き終わらなくてスケジュールが押してきたり、原画マンが足りなくて最終話が納品に間に合わない!とか…

もうね…。
「宮森がんばれ!!」てなる。
絶対なる。

もちろん、他の登場人物のキャラクターも個性豊かで、キャラが立っています。脇役という脇役がいないんですね。

おお!ここで!この絶体絶命の状態で!あの影の薄いキャラにスポットライトが!みたいな胸アツな展開とかね。

ひとりひとりがやはり重要な役割を担っており、要らない人というのが一人もいないんです。
そりゃそうだ。仕事ってそういうもんですよね。
みんながプライドをもって自分自身の仕事をまっとうしてます。
良い作品をつくろうというところを目指してがんばってます。みんなのベクトルは多様ではあるけれども、矢印の先は「良い作品をつくる」というところへ向かっている!
作品ができあがったときの達成感はすごいでしょうね!


さて、ちょっと話を戻しますが、
宮森は高校時代にアニメ同好会の女子5人で自主制作のアニメをつくるほどのアニメ好きでした。
宮森は製作として働いてますが、ほかの仲間も上京していて、宮森と同じ会社で原画マンとして働いている子、他の会社で3DCG、まだ学生の脚本家志望、声優の卵…といろいろな夢を抱いてがんばっているんですね。
いつかみんなでアニメづくりをしようという高校時代の夢は叶うのか!?

このあたりもなかなかアツい展開になってます。
泣く人もいるんじゃないかな。
うわあ、ここでこうきたか~、みたいな。
終盤の収録現場でのあのシーンとか、かなりグッときますね。
「わかる!その気持ちわかるぞ宮森!」てなる。

仕事がんばっている人も、仕事がんばっていない人(自分は後者)もみんな観てほしいですね。
劇場版楽しみだなあ~。


ちなみに、
自分がいちばん好きなシーンは、宮森と同じ会社に所属している杉江さんっていう70歳くらいのベテラン原画マンの話。
最近のアニメとは画風がぜんぜん違うので、今風の絵は書けないってことで、外注の動物アニメの仕事しか請けていない杉江さん。
会社のお荷物とは言わないけど、今まさに会社一丸となって作成中のアニメづくりにはかかわっていない杉江さん。
ほんと影が薄い存在だったのですが、その杉江さんが!!
杉江伝説ふたたび!!!!
杉江さん、カッコイイ!!!(号泣)
みんな杉江さんの勇姿を見届けてくれ!!

そして、大仕事を終えたあとで、杉江さんが宮森に話したこと…(孫とおじいちゃんってくらいの年齢差)。
あんな話を新人の宮森にできるベテランって最高にかっこいいですよ。
あれもぜひ見て欲しい。マジで泣ける。杉江さん最高!!

ほかにもたくさんの人間ドラマが繰り広げられるので、いろいろと勉強になりますよ。
そんなわけで、オススメアニメ「SHIROBAKO」のご紹介でした!