みなさま、どんなスナック菓子が好きですか?
自分は最近だとjagabeeかなぁ。味はもちろんバターしょうゆ(異論は認めん)
昔からある古典的なスナック菓子といえばなんでしょうね。
サッポ○ポテト、かっ○え○せん、カ○ル(なくなったんでしたっけ?)
サッポ○ポテトはたまに買いますね。
個人的には駄菓子系がいいかな。う○い棒(たこ焼き味!)、ポ○トフライ(わかりにくい?あの30円のやつです!)。このあたりはいまだに買ってます。大人になったらこんなもん食べないんだろうなと思いながらいまだに食べますね。
え?なんで急にスナック菓子の話をしているのかって?
それはあるお菓子が医学論文に登場したからです!
それはハッ○ーターン!
A new evaluation of masticatory ability in patients with dysphagia: The Saku-Saku Test. - PubMed - NCBI
Arch Gerontol Geriatr. 2017 Oct 18;74:106-111. PMID:29080497
対象:嚥下障害のある患者105名
saku saku test(SST)を実施し、咀嚼時の下顎回転の質を評価
SSTサクサクテストとは?
rice cracker(これがハッ○ーターンらしい!)を食べるよう患者に指示
https://ars.els-cdn.com/content/image/1-s2.0-S0167494317303035-fx1_lrg.jpg
そして、videoendoscopic evaluationにて嚥下機能と、下顎回転の関連性を研究
結果
患者の92%は誤嚥なしにお菓子を食べることができた
grinding(噛み潰す)
感度73.3% 特異度93.3%
food bolus aggregation(咀嚼した食塊を中咽頭に送りこんで集積すること)
感度45% 特異度90.6%
aspiration(誤嚥)
感度25% 特異度84.5%
SSTは嚥下障害の特定に有用で、咀嚼が必要な食べ物の摂取の開始前に活用できるのではないかとの結語
嚥下機能の簡易な評価方法として水飲みテストなどがあると思いますが、サクサクテストという楽しげなテストが国内より発信!特異度が高く、特定に有用ということは、スクリーニングとしては不向きということでしょうか。
ただ、ハッ○ーターンを食べてもらうだけなので簡単にできますね。いかにも"検査"って感じではないので、自然にできるのが良いところでしょうか。
food bolus aggregationの訳はこちらを参考にしました。
嚥下についてわかりやすくまとまっているので勉強になります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacd/35/3/35_243/_article/-char/ja/
日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学 Vol. 35 (2015) No. 3 p. 243-248
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