pharmacist's record

日々の業務の向上のため、薬や病気について学んだことを記録します。細心の注意を払っていますが、古い情報が混ざっていたり、記載内容に誤りがある、論文の批判的吟味が不十分であるといった至らない点があるかもしれません。提供する情報に関しましては、一切の責任を負うことができませんので、予めご了承ください。

音楽の話をしよう ~あなたのFinal Songはなんですか?~

何年か前に、とても印象的だったコンピレーションアルバムがありました
レーベルはGET PHYSICAL
名だたるDJの選曲で構成されているのですが、そのコンセプトは…?

diskunion.net

『あなたは死の直前に誰のそして何の曲を聴きたいですか?』

興味深いテーマですね。
かっこいい曲、アガる曲、オシャレな曲などさまざまな選曲でコンピが出されていると思いますが、いまだかつてこんなセレクトがあったでしょうか。
死ぬ間際に聴きたい曲はやはり特別な思い入れがあるに違いないということで、著名なDJ・ミュージシャンのセレクト(選ばれたジャンルはバラバラ!)で構成されています。

選曲をみてみましょう。

Laurent GarnierRadioheadの曲を選んでます。これは意外…

ガルニエはSpace Lab Yellowという西麻布の伝説の箱のクロージングパーティでのプレイが鮮明に記憶に残っています。
大好きな箱が閉店するので絶対行きたい!と思ってたのに、日曜当番で仕事…。
最後の土曜の夜のパーティは朝になっても終わらず、自分が働いている間もまだまだ終わらず…笑
おいおい、マジか!と思ってたら、仕事終わってもまだまだDJが回しているという情報をSNSで得て、都内へ直行!
「もう関係者しか入場できません」て言われてしまい…。同じく入場できずにいた知らない人と、「マジすか…せっかく来たのに入れないんすね」て途方にくれてました。その人もDJでしたが、Yellowとコネがないって…。なんとしても入れないものかってねばってたら、コネがあるぜんぜん知らない人が声かけてくれて、友達ってことにして一緒に入れてくれました!

ガルニエも回してて、最後の夜だっていうのに、アゲまくってて楽しかったです。Song2とかかけてましたからね。フロア爆発して床が揺れてたような気がする…w

このクロージングパーティ、2日目の夜にさしかかってもまったく終わる気配がなくそのまま朝まで続きそうな勢い!自分は翌日の月曜も仕事だったので、悔し涙を流しながら終電で帰りましたが、結局、朝まで続き、30時間にも及ぶ壮絶なラストとなったようです。いやぁ、凄いクラブでしたね~。

えー、だいぶ脱線しましたが、ガルニエがRadiohead好きというイメージはなかったので驚きました!
Radioheadは自分も超大好きなので共感~~


Richie HawtinはLinkのAmenity

やっぱりリッチーはテクノ大好きなんですね。自分はLinkのことははじめて知りました。90年代のすっごく古い曲ですが、パーティの終盤でかかったらいい感じになりそうなキレイ目なテクノです。

リッチーは日本酒大好きな日本好きのDJで何度も何度も来日してますね。
Wombとのつながりが強く、幕張でWomb Adventureをやってたときはメインでやってました。
WOMB ADVENTURE2008のContaktが凄かった!

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Minusという彼のレーベルのクルーを従えて、ブースにDJが4~5人並ぶという圧巻のステージ
みんなの前にPCがあり、どんどんアップしてくる曲をリッチーがコントロールして流すというすごいプレイでした。
この夜がリッチーのベストアクトですね!
いや、伊豆のメタモのときも凄かったけど!


Ricardo VillalobosはInti Illimani

リカルドは前回もご紹介しましたね。
天才中の天才です。
彼は出身が南米のチリで、母国の民族音楽をFinal Songとして選んでいます。
やはりルーツといいますか、特別な想いが込められているように思います。
リカルドは自身のレーベルでも民族音楽をサンプリングして現代に蘇らせるような試みをちょくちょくやってます。盟友Lucianoもよくやってますね。民族音楽は本当に素晴らしく、使える音源の宝庫だと感じています。ミニマルハウスとの相性は抜群だと思います。

RV* vs. Los Updates / Reboot - Baile / Caminando (Vinyl) at Discogs

リカルドのヴァイナルオンリーのレーベルからリリースされたCaminandoとか最高です。
民族音楽の素晴らしさを現代に知らしめたベストトラックですねぇ~。



さて…、
脱線しすぎましたが、Final Songです。
みなさん、誰にでもFinal Songはあるんじゃないかなと思うのですが、どうでしょう。
自分の中ではだいぶ前から決定してます。というか本当に自分が危篤になったら、そっとヘッドホンを私の耳につけて、この曲を流して欲しい。遺言じゃないけど、どこかに書き記しておきたいくらい。
というわけでここに書いておきます。

自分のFinal Songは、

Sigur Rós - Untitled #1 (A.K.A Vaka)

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これですね。
ぜったいにこれ。

自分の生涯ベストアクトは、2016年のフジロックでのSigur Rósです。
もう圧倒的、ぶっちぎりのNo1です。

今までも何度もシガーロスのライブには行ってますが、一番好きなこのVakaという曲をライブで聴いたことがなかったんです。
いつか聴きたいなぁと思っていたところで、2016年のフジでこの曲が流れて、もう言葉では表せない感動がありましたね。
おそらく人生最大の涙腺決壊でした。
2017年の国際フォーラムでのライブも最高でしたが、やはりフジロックのほうが尾を引きましたね。

家に帰ってからもこの曲を聴いて泣いてましたから…。自分はちょっとヤバいんじゃないかと本気で心配になるくらい涙腺が壊れましたね。

この曲は、生と死を同時に連想します。
終わりと始まりを同時に味わったような…
うーん、言葉にはできないですね。音楽を言葉で表現することほどバカバカしいことはないのでやめておきましょう。

とにかく、この曲を聴きながら最期を迎えたいと本気で思っていますが、今、医療現場で音楽を取り入れるっていうのはあまりないんじゃないでしょうか。
音楽療法はしばしば話題になっていますが、最期にその人が好きだった音楽を聴かせてあげようなんていう発想はあまりないですよね。
それはとても素敵なことのように思えるんですけど、どうでしょうか。。。

私自身、終末期医療とはまったくかかわりのない現場にいるので、終末期というのがどんな状況かほとんど知りません。
最期に音楽をなんて言ってる状況じゃないよって話かもしれませんが、どんな最期を迎えるかというのは、寿命を1分1秒でも延長させるといったことよりは重要な気がします。自分は音楽が好きなので音楽の話になってしまいますが、人生の最後にその人がとても好きだったものに触れさせてあげるというのは良いことなんじゃないかな…と思えるんですが、いろいろと難しいですかね。

なにはともあれ、自分は最後の最後まで音楽に触れていたい。
シガーロスのVaka意外にも素敵な曲はたくさんありますからね。
Four TetのAngel Echoesとか、BjorkのI've Seen It Allとか…。

では最後はこの曲でお別れしましょう

Radiohead - Reckoner。

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