地域医療ジャーナル3月号です。
インフルエンザについて取り上げました。
この記事が掲載されるころには、インフルエンザなんて下火になっていて、なにをいまさら…という感じになるかと思いきや、まだまだ猛威をふるっております。
はやく終わって欲しいですね…。
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昨日、休憩中に朦朧とした意識の中、ブログを書いていたら、上記の中途半端なところでアップしてました…。
よって、ちょっとだけ書き足し。
今回びっくりしたのは、こちらですね。
発熱・咳嗽・喀痰などの症状のある患者さんに水分摂取をすすめてますが…、
水分摂取をすすめることの効果はいかほどなものか?
結果は、上記記事をご参考ください。
まさか…と思いました。
かぜの研究って奥深いですねぇ。
まだまだわからないことばかり。
ところで、風邪をこじらせないよう病院へ!という方も多いでしょう。
二次感染予防のためにも抗菌薬~という声も。
(NNT12255ていう観察研究が有名ですね PMID:23508604)
ただ、この流行期に受診するのって、他の感染症をもらってしまうという二次感染リスクのほうが高いんじゃないかなぁという印象があります。
(風邪薬ひいたあとに今度は胃腸炎になったりとか。)
P:かぜやインフルエンザの流行期に呼吸器感染症症状を呈した健康成人が、
E:受診して抗菌薬や対症療法薬を処方してもらう
C:受診せず自宅療養
O:症状持続期間、別の感染症の発症
こんな研究ってすでにありますかね。
自宅療養が勝ってしまうような気がするのですが。
ただ、自宅療養ではまずいっ!受診したほうがいい!ていう見極めが大事なんでしょうね。
そのラインを徹底的に解明して、風邪や胃腸炎の受診すべきか否かクライテリアみたいなのをつくって、なるべく自宅療養ですませられればみんなハッピーなんじゃないかなーと思います。
風邪や胃腸炎で受診するのって単純にしんどいのでなるべく家で寝ていたいですよね。
もちろん医師の診察を受けて、「大丈夫、ただの風邪だよ」という一言の安心感は絶大なものがあるので、一概には言えないですけど。
風邪や胃腸炎で受診して、薬局にくる患者さんには、対症療法の薬と一緒に安心感を与えたいものですね。