いやー、寒くなってまいりましたね。
最近、ちょっと忙しくて、ブログ停滞気味なのですが、とうとう地域医療ジャーナル連載第1回目の掲載となりました。
今月号のタイトルは「開かれた医療とその敵」
か、かっこいい!
なにが正しくて、なにが間違っているのか…。
答えはどこにあるのでしょう?
客観的データ×個人の価値観?
個人の価値観はもう少し尊重されてもいいような気がしなくもない今日この頃。
自分がとりあげたテーマはサプリメントです。
いつかじっくり読みたいなと思っていた論文
Reduced Cardiovascular Mortality 10 Years after Supplementation with Selenium and Coenzyme Q10 for Four Years: Follow-Up Results of a Prospective R... - PubMed - NCBI
こちらを取り上げました。
コエンザイムQ10で心血管死が半減するという衝撃の論文でしたが、じっくり読んでみて、自分なりに紐解いてみました。
ポイントはコエンザイムQ10と一緒に投与されたセレンかな?と…。
もう1つ食生活に関する話題も取り上げました。
Quality of diet and mortality among Japanese men and women: Japan Public Health Center based prospective study. - PubMed - NCBI
まあ、このような論文を読むと、ハッ!食生活大事!?という気もするのですが、どうでしょうね~。
統計的有意差を示したエビデンスが示唆するものは「全員こうするべき!」という画一的なものではないと思います。
ひとりひとりの価値観によってさまざまでしょう。
記事本文のラストに追記っぽい感じで付け足したくだらない一文が、そんなメタメッセージ的な意味合いも込めてみたのですがいかがでしょうか。
その人がどう生きたいか?なにを幸福だと感じるか?といった価値観はさまざまであり、多種多様な人々にとって健康に関するデータはどんな意味を持つんでしょう?
もやもや感は増すばかりではありますが、詳細は、是非、地域医療ジャーナルをお読みいただければと思います。