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pharmacist's record

日々の業務の向上のため、薬や病気について学んだことを記録します。細心の注意を払っていますが、古い情報が混ざっていたり、記載内容に誤りがある、論文の批判的吟味が不十分であるといった至らない点があるかもしれません。提供する情報に関しましては、一切の責任を負うことができませんので、予めご了承ください。

ザナミビル(リレンザ)の投与間隔

感染症

 インフルエンザの流行期は過ぎましたが、ちらほらとB型インフルエンザの患者さんが見られるようです。インフルエンザと診断がついたら、なるべく早めに抗インフルエンザ薬を投与したほうがよいとされており、処方されたらすぐに使用するよう指示されることが多いのではないかと思います。午後の診療でインフルエンザと診断された場合、1回目の投与が午後~夕方になるケースも多々あります。

 たとえばザナミビル吸入薬(リレンザ)の場合、1回目の吸入が午後であった場合、2回目の投与はどうすべきかと相談されることがあります。夜にもう1回吸入すべきか、それとも夜は飛ばして翌朝に投与すべきか。国内では最低何時間、間隔を空ければよいという指標は定められていません。米国の添付文書では、最低2時間投与間隔をあけるよう記載があります。また、間隔が長く空きすぎるのも良くないということで、メーカーさんによると12時間以上間隔をあけないことを推奨。

 午後にリレンザを吸入し、2回目の吸入を翌朝とすると、間隔が12時間を大きく超えてしまうため、その日の夜にでも2回目の投与を行ったほうが良いということになります。

 というわけで、リレンザの初日の投与は、翌日の投与まで12時間以上間隔をあけないように、かつ最低でも米国の規定の2時間以上は間隔をあけるのが妥当かと思います(3時間以上間隔をあけることとしている施設もあるようです)。