報告が多い副作用は、悪夢17件、異常な夢12件、傾眠50件、頭痛10件、倦怠感13件など。
〈服用後の運転事故〉
傾眠による交通事故の症例もありました。
77歳男性、投与量20mg(効果不十分なため15mgから増量)、ブロチゾラム併用。
前日に日本酒1合飲酒あり。
夜1時頃就寝、翌朝8時頃、追突事故。
【適正使用の注意喚起】
- 高齢者15mgの用量を守る
- BZDとの併用は未確立、単剤治療が原則
- 飲酒は避ける
- 運転など危険な操作は従事させないよう注意
必ずしもBZDより安全な睡眠薬とはいえないかなという印象です。
交通事故のケースは飲酒と増量が問題視されますが、適正使用例でも傾眠は起こりえると思われますので患者さんへの注意喚起が必要です。