読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

pharmacist's record

日々の業務の向上のため、薬や病気について学んだことを記録します。細心の注意を払っていますが、古い情報が混ざっていたり、記載内容に誤りがある、論文の批判的吟味が不十分であるといった至らない点があるかもしれません。提供する情報に関しましては、一切の責任を負うことができませんので、予めご了承ください。

高齢者におけるプレガバリンの有効性と安全性

Evaluation of the safety and efficacy of pregabalin in older patients with neuropathic pain: results from a pooled analysis of 11 clinical studies. - PubMed - NCBI BMC Fam Pract. 2010 Nov 5;11:85研究デザイン:11のDB-RCTの統合解析(pooled ana…

終末期ではスタチン切ってもいい?

最近、スタチンがdeprescribingの対象として議論の的となっているようです。他にもdeprescribingの対象となる薬がたくさんありそうな気もしますが、鉄壁のエビデンスがある(と信じられてきた?)スタチンに焦点をあてるのは凄いなぁと思いました。 雑魚はい…

メマンチンと不穏/攻撃性

メマンチンは中等度及び高度アルツハイマー型認知症に適応を持つ薬ですが、添付文書の副作用の項目に、 精神症状(激越:0.2%、攻撃性:0.1%、妄想:0.1%、幻覚、錯乱、せん妄:頻度不明)があらわれることがあるので、異常が認められたら 投与を中止するな…

検査をせずに肺炎を予測できる?② / 高齢者の肺炎の臨床像は?

検査をせずに肺炎を予測できる? - pharmacist's record 以前、Diehrの肺炎予測ツール、バイタルサインによる予測などをご紹介しましたが、↓こちらも簡便でいい感じです。バイタルサインによる予測の変形版といった感じです。A simple screening tool for id…

眠剤と骨折リスク(PLoS One2015 国内のスタディ)

眠剤の転倒/骨折リスクについて、入院患者のデータを解析した日本の研究です。Hypnotics and the Occurrence of Bone Fractures in Hospitalized Dementia Patients: A Matched Case-Control Study Using a National Inpatient Database. - PubMed - NCBI PL…

BPSDと抗精神病薬 投与継続vs中断

BPSDの症状緩和のため、抗精神病薬が適応外で用いられています。「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン」について |報道発表資料|厚生労働省 適応外ではありますが上記ガイドラインに抗精神病薬についての記載あり。BPSDにお…

整腸剤で抗生剤による下痢を防げる?(高齢者)

整腸剤で抗生剤による下痢を防げる?(小児) - pharmacist's record 表題の件、小児については先日調べましたが、高齢者はどうでしょうか? Probiotics for the prevention of antibiotic-associated diarrhoea in older patients: a systematic review. - …

認知症の予後を評価するリスクスコア

Prediction of 6-month survival of nursing home residents with advanced dementia using ADEPT vs hospice eligibility guidelines. - PubMed - NCBI JAMA. 2010 Nov 3;304(17):1929-35. 重度の認知症の6ヵ月生存率の予測におけるAdvanced Dementia Progn…

Charlson Comorbidity Index(チャールソン併存疾患指数)

文献を読んでいるとわからないスコアや指標などがたくさん出てきます(泣)チャールソン併存疾患指数(CCI;Charlson Comorbidity Index)について調べてみました。A new method of classifying prognostic comorbidity in longitudinal studies: development a…

ファムシクロビルの投与量は腎機能低下に応じて減量すべき?

帯状疱疹に対するファムシクロビルの処方 高齢者においては腎機能低下により用量調整が必要とされる場合があります。アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどの抗ウイルス薬は、帯状疱疹の高齢者によく用いられるが、有害事象として神経毒性が知…

酸化マグネシウム(MgO)と血清マグネシウム値

酸化マグネシウム製剤の適正使用の注意喚起がありました。 患者さん向けの注意喚起より抜粋 初期症状 吐き気、嘔吐、立ちくらみ、めまい、脈が遅くなる、皮膚が赤くなる、力が入りにくくなる、体がだるい、眠気でぼんやりする、うとうとする 長期服用、腎臓…

宙をつかむような行動はせん妄を示唆?

せん妄の診断といえばConfusion Assessment Method(CAM)が有名ですClarifying confusion: the confusion assessment method. A new method for detection of delirium. - PubMed - NCBI Ann Intern Med. 1990 Dec 15;113(12):941-8. CAMの基準は ①急性発症と…

栄養状態が悪い高齢者は死亡リスクが高い?

高齢者の栄養評価法として、Mini Nutritional Assessment(MNA)簡易栄養状態評価表が知られています。MNAとは スクリーニング(MNA-Short Form) 過去3ヶ月の食事量減少 0~2点 過去3ヶ月の体重減少(カットオフ-1g,-3kg) 0~3点 自力歩行 0~2点 過去3ヶ月の…

熱中症のリスクファクター

熱中症発症のピークは過ぎたと思いますが、あいかわらず暑いです。。。熱中症 熱放散と熱産生のバランスが崩れて体温が上昇。 Ⅰ度(日射病・熱けいれん) めまい、立ちくらみ、大量発汗、四肢の痛み、こむらがえり、生あくび、通常38℃以下 Ⅱ度(熱疲労) 倦…

口腔ケアで誤嚥性肺炎を防げる? 嚥下機能に影響する薬剤は?

肺炎は日本の死因第4位、85歳を超えると第3位ということで、高齢者にとって命を落としうる病気の1つとなっています。高齢者の肺炎で問題となるのが、誤嚥性肺炎です。 誤嚥性肺炎 誤嚥により気管に入った異物に含まれる細菌による肺炎。 ※誤嚥:唾液や食べ…

加齢に伴い必要な睡眠時間は減る?

新しい睡眠薬スボレキサントの登場により薬物療法の選択肢が増えましたが、不眠に悩んでいる人は多いと思います。 2009年の調査では20人に1人が睡眠薬を服用していることがわかりました。不眠症は入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠困難などに分類され、日…

BPSDに抑肝散が効く?

高齢化が進む昨今、認知症とその周辺症状BPSDのコントロールの重要性が増しているのではないでしょうか。夜間のせん妄や興奮が、患者さんを介護するご家族や、介護施設の職員の負担となることも多いのではないかと思います。 介護施設にて高齢患者さんの夜間…

アリセプト レビー小体型認知症への適応追加

2014年9月にアリセプトがレビー小体型認知症(DLB)に適応追加となりました。 認知症についてまとめてみます。 〈認知症の中核症状(認知機能障害)〉 見当識障害:年月、時刻、自分がどこにいるかわからなくなる。具体的には「予定の外出時刻に準備できない」…