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pharmacist's record

日々の業務の向上のため、薬や病気について学んだことを記録します。細心の注意を払っていますが、古い情報が混ざっていたり、記載内容に誤りがある、論文の批判的吟味が不十分であるといった至らない点があるかもしれません。提供する情報に関しましては、一切の責任を負うことができませんので、予めご了承ください。

抗菌薬

LVFXとNSAIDsの併用によるけいれんリスク

キノロンとNSAIDsの併用はけいれんリスクが懸念されています。 キノロンの中枢神経におけるGABA受容体阻害作用が増強されるらしいのですが、実際どの程度リスクが高まるのでしょうか。キノロンの代表ということでLVFX(levofloxacin)をとりあげます。 先発メ…

AMPC vs AMPC/CVA(親知らず抜歯)

Efficacy of amoxicillin and amoxicillin/clavulanic acid in the prevention of infection and dry socket after third molar extraction. A systematic re... - PubMed - NCBI Med Oral Patol Oral Cir Bucal. 2016 Mar 6:0. 背景:第三大臼歯(third mol…

胃腸炎でダウンした!

えー、私事ですが先日胃腸炎でダウンしました。せっかくですので、流行りのセルフメディケーション的な思考訓練をしてみました。 今回の記事はいつも以上に素人同然の記事なので、ご勘弁ください。 まずは臨床経過を(ちょっと忘れてしまいましたが)夜中の3…

慢性副鼻腔炎の有効な治療法は?(2015メタアナリシス/JAMA)

副鼻腔炎は、風邪や鼻茸(nasal polyps)、アレルギー性鼻炎などが原因として起こるとされています。急性細菌性副鼻腔炎(ABRS;acute bacterial rhinosinusitis)の臨床像についてはこちら 細菌性副鼻腔炎とウイルス性上気道炎の見分け方は? - pharmacist's rec…

キノロンの制限でESBL産生菌の耐性率が減少?

Effects of fluoroquinolone restriction (from 2007 to 2012) on resistance in Enterobacteriaceae: interrupted time-series analysis. - PubMed - NCBI J Hosp Infect. 2015 Sep;91(1):68-73 背景:医療関連感染を減少させるには抗生剤の管理が重要な要…

キノロン+PPI→CDIリスク増加?

Incidence of Clostridium difficile infection in patients receiving high-risk antibiotics with or without a proton pump inhibitor. - PubMed - NCBI J Hosp Infect. 2016 Feb;92(2):173-7. 背景:クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI;Clostridi…

整腸剤で抗生剤による下痢を防げる?(高齢者)

整腸剤で抗生剤による下痢を防げる?(小児) - pharmacist's record 表題の件、小児については先日調べましたが、高齢者はどうでしょうか? Probiotics for the prevention of antibiotic-associated diarrhoea in older patients: a systematic review. - …

整腸剤で抗生剤による下痢を防げる?(小児)

お子様に抗生剤が処方される際には、必ずと言ってよいほど整腸剤が処方されます。 下痢を防ぐことが目的ですが、その有効性はどの程度でしょうか。コクランレビューがでています。 Probiotics for the prevention of pediatric antibiotic-associated diarrh…

クラビット適応追加:結核(でも"結核疑い"に投与するのは危険?)

クラビット(レボフロキサシンLVFX)が以下のとおり適応追加となりました。 適応菌種:結核菌 適応症:肺結核及びその他の結核症 用法:結核については原則として他の結核薬と併用 重要な基本的注意:抗結核薬との併用による肝障害に注意※肺結核の症状:咳(…

ペットに咬まれた!

「ペットに咬まれて怪我をした!」と受診されるケースがあります。プライマリケアにおいて、皮膚の傷の感染予防として第3世代のセフェムが処方されるケースが多いような気がしますが、動物咬傷においても第3世代セフェムでよいのでしょうか? 予防的に投与す…

風邪!!!

風邪にかかったことがないという人はいるでしょうか?もちろんいませんね。 風邪とはおそらくすべての病気の中でもっとも有名で身近な疾患だと思います。その割には、誤解の多い疾患とも言えます。 いまだに風邪の特効薬が抗生剤だと誤解されており、医師が…

中耳炎の合併症:乳様突起炎

お子様に多い中耳炎ですが、中耳炎の合併症として乳様突起炎があります 乳様突起炎 中耳炎の発症から1~3週間程度経過後に発症することが多い <起因菌>肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラキセラ、黄色ブドウ球菌、連鎖球菌など <症状>耳の後ろの発赤・腫…

ワーファリンと抗菌薬の相互作用について

ワーファリンは相互作用が多い薬として注意が必要な薬です。添付文書をみると、ありとあらゆる抗菌薬が併用注意となっています。抗菌薬による腸内細菌の減少によるビタミンK低下が主な機序と思われます。 ワーファリンと抗菌薬併用による出血リスク等を研究…

サワシリンとオーグメンチンの併用

処方)サワシリンカプセル250mg 3CP 毎食後 7日分オーグメンチン配合錠250RS 3錠 毎食後 7日分 実際応需した処方せんではないですが、お薬手帳で確認した他薬局で調剤された薬の内容です。通称「オグサワ」。はじめて現場でお目にかかりました。サワシリン…

貧血と鉄剤について

貧血について復習。貧血治療剤クエン酸第一鉄について添付文書やメーカーさんの資料より抜粋。 〈貧血〉 男性ではヘモグロビン色素濃度Hb13g/dL、女性はHb12g/dL、妊婦・高齢者はHb11g/dLがおおよその判定基準。 貧血の原因は鉄欠乏以外にもさまざまな要因が…