pharmacist's record

日々の業務の向上のため、薬や病気について学んだことを記録します。細心の注意を払っていますが、古い情報が混ざっていたり、記載内容に誤りがある、論文の批判的吟味が不十分であるといった至らない点があるかもしれません。提供する情報に関しましては、一切の責任を負うことができませんので、予めご了承ください。また、無断転載はご遠慮ください。

音楽の話をしよう Âme - Rej

先日、SNSで論文の被引用数がどうのこうのっていうやりとりが流れてきました。
たくさん引用されるとイイ感じってことでしょうか。アカデミックな世界もいろいろあるんだなぁと眺めていたのですが、やっぱり音楽と似てるなって思ってしまいます。

以前、論文を引用して医療ネタのブログ記事を書いていた頃、「DJ-MIXをつくるのと似てる」とSNSで発言して、「なにわけわかんないこと言ってんだ、てめえ」みたいな感じの空気になったとかならなかったとか…。

そのときのことを思い出しました。

やっぱり似てますよね。

論文を引用して医療について書くのって、曲を集めて繋げてMIXをつくるのと似てます。


論文の被引用数が~っていうのは、自分のつくった曲がどれだけ大勢のDJにSpinしてもらえるかってことですよね。
やっぱり大勢にかけてもらえる曲はイイ曲!

てなわけで、今回は最強の被引用数を誇る名曲をご紹介。

www.discogs.com

Ameの"Rej"です
もう超超超有名。
世界中のフロアでこの曲がかかり、世界中の人々を踊らせたのです。

AmeはFrank WiedemannとKristian Beyerによって結成されたDJユニット。
といっても一緒にプレイすることって自分の知る限りではあんまないですね。曲をつくるときに一緒につくってるのかな。

2005年当時、けして有名ではなかったAmeは、このRejという1曲だけで、世界のトップクラスまで一気に登りつめました。たった1曲だけ、すんごい曲をつくれば有名になれるって凄い!実力主義って感じですね。DJはいかにすごい曲を先取りしてプレイするかってのも重要ですから、本当にいい曲はあっという間に世界中に広がります。このRejという曲はありとあらゆるトップDJを唸らせ、ジャンルの垣根を越えてヘヴィープレイされました。今、聴いてみても、ぜんぜんいけます。10年以上前の曲とは思えない。
"被引用数"は間違いなくトップクラスでしょう。

3~4年前にリリースされたこの曲のRemixも素晴らしかったです。
www.discogs.com

いいですねぇ。
ぜひ、フロアで聴きたい!
ただ、Ameはちょくちょく来日してますが、いつも金曜日のパーティに出演するので、土曜日にやってくれ!とお伝えしたい。
土曜日は仕事ですから…涙
金曜の夜はちょっと…。

薬の飲み合わせ 第3回 「過活動膀胱治療薬の併用療法」 地域医療ジャーナル2018年3月号 vol.4

cmj.publishers.fm

いやぁ、びっくりしました。

地域医療ジャーナルの3月号が配信されております。

何が驚いたかって…

もう1ヶ月経つのですか…!

2月は短いとはいえあっという間ですねぇ


自分はひきつづき飲み合わせがテーマです。
添付文書には「併用を避けることが望ましい」との記載がありながらも、ガイドラインには、単独で効果不十分な場合には使っても良いとなっており、pubmedで併用について検索すると論文がチラホラと…。
さて、どうしましょう?という事例です。

今回は実例を基にしており、実際、自分がどんな対応をしたのかについても「リアルワールドでの疑義照会と情報提供」と題して、書かせていただきました(リアルワールドっていう言い回しを使ってみたかっただけ)。


今月号の記事のご紹介
tyabu7973さんの記事「医療者特集第8回:医者の燃え尽きって??」で、初めてバーンアウトという言葉を知りました。燃え尽き症候群といえばわかりやすいかと思いますが、英語だとバーンアウトですか…、なんかカッコいいですね。

燃え尽き症候群の代表的な症状も記事の中で紹介されており、読んでみると、「仕事が自分を壊していく感覚がある」などという重い内容が次々と…

うぅっ、涙が…
(あれ…?おかしいな?早起きしたからかな?[1])

まあ、自分は仕事を頑張りすぎているわけではないですし、燃え尽きるも何も、燃えることのない人間なので、バーンアウトというより生煮え状態?
よくわかりませんが自分はおそらく燃えない症候群[2]なのではないかと思ってます。
不燃性のため火がつきません。無理やり燃やすと有害物質が発生[3]するので何事もほどほどにしなくてはならないのです。

燃え尽き症候群も良くないですが、燃えない症候群もいけませんね。
適度に自分自身を燃やし、維持していくことが大事なのかもしれません。
情熱というガスコンロの火の強さをうまいこと調節する必要がありますね。料理ができない自分[4]には至難のわざでしょうか…。

さて、この燃え尽き症候群の記事、重いテーマではありますが、とても読みやすいです。
是非、最後まで読んでいただきたいです。
(最後の一行がとてもおもしろくてプフッと笑ってしまいました[5]。)





[1]けものフレンズプロジェクトA けものフレンズ BD付オフィシャルガイドブック KADOKAWA ISBN:9784041054529 けものフレンズ10話 「ろっじ」より
[2]そんなものはない
[3]つらい、帰りたい、踊りたい、フジロック行きたい等の感情が炸裂するの意
[4]チャーハンを作ろうとしたらご飯がパラパラにほぐれず、平べったい餅みたいになって、ひっくり返そうとしたらクルッ、ペタンってなったりするほどの料理の腕前。
[5]昼休みに職場の休憩室で読んでいたので、急に笑い出した私に、スタッフの怪訝な視線が向けられてしまった。TPOに注意。

音楽の話をしよう The xx @ 幕張メッセ

ライブに行ってきました。

The xxの単独公演がなんと祝前日の日曜日に開催されると知って、行くしかない!と思ってチケット即購入。
いやあ、オーガナイザーの方々、わかってらっしゃる。平日開催だと厳しいですが、このスケジュールなら行けます!

この英国のバンドThe xxはスリーピースで、ギター、ベース、DJという構成。
DJのジェイミーはJamie XXという名義でRemixなどを発表してて、自分もDJ mixを録るときにJamieの曲を使ったりします。
個人的にはフジロックにThe xxとして来てもらって、深夜のレッドマーキーでJamie XXのDJセットが聴きたい!
そういえば、去年のフジにもThe xx来たんですよね。金曜だったので自分は行ってないですが、野外でのThe xxはさぞ良かったんでしょうね~。

さて、初めてのThe xxだったんですが、思った以上に良かったですね。
ふつうに涙腺決壊してました。

ライティングをうまくつかって、ステージの両サイドの壁に、ベースのオリヴァーとギターのロミーの姿がシルエットとして浮かび上がる演出がかっこよかった!

The xxがどんな音楽をつくっているかについては、言葉での説明なんて意味がないですから公式のPVを。

youtu.be

いいですよねぇ。
ほら、ハンカチで涙を拭いて…。
え?泣かない?マジで…?
おかしいなぁ…(ブツブツ)。


この動画、視聴回数は2千万回くらい。
音楽業界が金銭的に厳しくなっていて、良い曲をつくってくれる人たちにお金がたくさん流れていかないのだとしたらそれは悲しいことですが、インターネットさえ繋がっていれば、こういう素晴らしい海外の名曲をフルで試聴できるというのは素晴らしいことです。
もっとちゃんと管理して、再生回数に応じて、アーティストにもっとお金が入るような仕組みが出来上がればいいんですけどね。
(あっ、もちろん、このライブのあと、2017年発表のI See Youをアマゾンでポチりました)

ネットがなかったころなんて音楽情報を仕入れるのも一苦労だったのではないかと。だってテレビが流す音楽は…(以下略)
タワレコとかHMVとか、そういうところに行くしかなかったんでしょうね。ネット普及後も、一昔前はタワレコとか活気があったので、定期的に通って、試聴コーナーでいろんな音楽を聴くのが楽しみでした。今となってはCDショップで試聴といっても…、地方じゃぜんぜん駄目。渋谷とかなら楽しめそうですけど、自宅でYoutubeで探したほうがいいって思っちゃいますね。

まあ、これはこれで寂しい気もしますが、自宅にいてもさまざまな音楽が聴けるのはすごいです。自分が年老いた頃、どんな世の中になっているのかわかりませんが、簡単に音楽に触れられたらいいなと思います。
病室もしくは介護施設で、若い頃に大好きだった曲を、スマホ(その頃にはもっとすごいものに変わっているかもしれませんが)で聴けたらいいなぁなんて思います。
今回の幕張でのThe xxのライブを思い出しながら、"On Hold"を聴いて涙腺決壊して、「ちょっ…どうしました!?○○さん、痛いんですか?苦しいんですか!?」て看護師さんに声をかけられたりして…。